はぴはぴかむかむ

はまだごと。それいがいのこと。

やがて彼へと降り注ぐ恵みの雨

私的市場三郎さん@東京公演の見納めは昨日5月5日でございました。
えぇ、見納めなんて偉そうに言えるほどの回数は観ておりません。
身近なヲタ友ちゃんたちはそれこそ「どうしても家や仕事の都合がつかない日以外は全公演観劇」という勢いだし本当に全ステしちゃう人だっているんだろうから、そんな猛者たちと比べると私なんぞ…。
でもまぁ私のヲタ活のテーマは“日常生活に支障をきたさない範囲で精いっぱい頑張る”ですのでこれでいいのだ!バカボンのパパなのだ!←アホ
そんなこんなで、新大久保に建つグローブ座という立派な劇場に足を踏み入れた田舎住まいの観劇シロートが感じたことなどを綴ってみようかと。

東京グローブ座は、元々シェイクスピア作品を演じるために造られたものだったはず。
ジャニーズが実質的に運営することになって眉をひそめた演劇ファンが少なくなかったと記憶しています。
そういった経緯があるにしろ数々の名作を名俳優が演じてきた舞台で、そのグローブ座の舞台ど真ん中に立つ濱田崇裕をこの目に映すことができて本当に良かった。

濱田さんはジャニーズタレントとして仕事していく上での色々な特技を持っている人です。
歌が得意で、ダンスもそこそこ踊れて、アクロバットもできて。
でもジャニタレって何もオールマイティでなくともいいんですよ。
飛び抜けたルックスを持っているならそれが一番!芸能人にとって整った顔面は才能だもーん。
ルックスが比較的平凡だったとしても、歌がとても上手いとかダンスが魅力的だとか、ファンを惹きつける特出したものが一つあればそれだけで充分なんです、その一つを磨いて武器として生きていけばいいから。
だからこそ「○○くんは歌も演技も達者だけど器用貧乏なんだよねぇ~」なんて揶揄される人がいるんだろうね。
まさに濱田さんもそのタイプでした。

そんな濱田さんが「Tough Weeds」のトシローや「少年たち~Jail in the Sky~」の看守長という役と出会い、初の外部舞台である「大和三銃士」の花輪嵐と運命的な出会いをした。
その巡り合いによって彼は、役者こそが生きる道だと神様によって定められたのだと思います。

濱田さん本人は歌うことが大好きで、飛んだり跳ねたり華麗にアクロをキメたりすることも大好きで、誰かを笑わせることも大好きで。
ダンスは好きじゃないっていう発言が多々あるのでそこには触れないでおこう(笑)←過去にダンスについて誰かにトラウマになるようなことを言われたりしたのか?はて…
とにかくあっちにもこっちにも興味関心が向いていて何でもやってみたくてたまらなくて、別に現時点で役者業をメインに生きていこうだなんて毛頭考えてないんじゃないかな。

でもね。
本人の思いとは裏腹に、何か大きな力によって進むべき道が用意されることってあるんだよ。
そこそこの年数生きていると、誰にだってそういうことが起きているはず。
それを人間は「神」だとか「運命」だとかって言葉で表現するのだと思います。

濱田さんの場合は。
簡単ではないと思ってはいたけど、指を伸ばせば掴めそうだったデビュー切符をあんな形で落としかけて。
再度切符を手に入れたものの、彼が彼として輝くことができる場所を与えられるのは厳しいと思わざるを得ない扱いで。
デビューしてからしばらくの間、彼自身が雑誌媒体などで何度も「30歳を過ぎた頃に立場を確立できればいい」「夢を叶えられるのは10年後くらいかもしれない」といった発言を繰り返したのはそれを覚悟していたからなのでしょう。
だけど周りの人たち…ジャニーズWESTのメンバーだったり濱田さんを愛するスタッフだったり…そういった彼を応援してくれるたくさんの人々の熱さと、真摯に努力し続ける本人の汗と涙が混じり合って水蒸気となり。
やがて彼へと降り注ぐ恵みの雨となったのが、今回の「市場三郎~温泉宿の恋」主演。

愛する座組を得て、もちろん彼自身も座組を愛して、毎日毎日楽しくて幸せでどうしようもないことが一度観劇すれば誰にだってわかる。
グローブ座の舞台を汗だくで所狭しと駆けずり回り、板の上どこにいてもスポットライトをシャワーのように浴びながら観客の笑いの波を受け止めて。
ジャニーズWESTとして歌っている時も踊っている時もカッコいい、それは間違いないけれど、たった一人でグローブ座の舞台に立つ彼は最高に最強にキラキラと輝いていて。
その姿にみーんな魅了されちゃった。

舞台の神様に愛された濱田崇裕、そんな彼を心ならずも愛してしまった私たちファン。
その中の一人である私は、次は大阪のシアター・ドラマシティへと足を運びます。
板の上で濱田さんが、いや市場三郎くんが待っているから。
三郎くんにたった2時間会うためだけに、哀れな子羊(出産間際のオッサン山羊じゃないからね?そこ間違えないでよw)たちはチケットという名前の悪魔のアイテムを握りしめ、足繁く劇場へと今日を足を運ぶのでした…。

おわり。