百万本の薔薇の花束を ~2002年7月13日の君たちに~
関西ジャニーズJr.入所14周年 おめでとうございます !
まず、昔話をしましょう。
黄金期を支えた小原裕貴さんが退所、8時だJ→やったるJ→music entaと続いた黄金期を象徴するゴールデン枠のジャニーズJr.番組が終了し。
ジャニーズJr.が一気に暗黒期へと突入した2001年~2002年という時代。
大阪を拠点として活動する関西ジャニーズJr.も“先輩デビュー組が2回開催する大阪公演バックしか仕事がない”という究極の干され状態に喘いでいました。
そんな2002年夏、降って湧いたように大阪松竹座での『ANOTHER』公演が決まったのです。
メインは言わずと知れた関ジャニ∞メンバー。
勿論当時はユニット括りされておらず、V.WESTの名残もあって今はもう退所してしまったJr.が関ジュ二番手ポジション(浜中さんもこの位置のJr.)だった大倉さんよりも上の扱いで出演していたのですが。
実質的に関ジャニ∞結成のきっかけになったとして広く知られるこの『ANOTHER』という公演は、もう一つの大きな意味を持っているのです。
『ANOTHER』公演に出演する関西ジャニーズJr.を大々的に募集するオーディションが数年ぶりに大阪で開催された。
そして、そのオーディションにおいて一部関ジュ担から“華の2002年組”と呼ばれるメンバーが発掘された。
2002年組オーデこそ、後にジャニーズWESTとしてデビューする濱田崇裕と桐山照史そして長きにわたり関ジュを牽引してきた林真鳥の3名が発掘されたものです。
2001年前後の関ジュ冬の時代を息を潜めるようにして生き抜いたメンバー…浜中さんや伊藤さん室龍規さんたち…と比べると2002年組がどれほど恵まれていたか。
夏の松竹座『ANOTHER』公演に引き続いて『J3KANSAI』という関ジュのテレビ番組がスタートしそこで関ジャニ∞が結成され、関西発新ユニット関ジャニ∞の次世代を担う人材としてフィーチャーされた2002年組。
まず当時小学6年生だった真鳥を中心として5人組の関西BOYSが結成され濱田もそのメンバーとなり、関西BOYSに続いて照史が所属する3人組のB.A.D.が誕生しました。
2002年組を核とするユニットが次々に生まれていくのを、先輩である浜中さんたちがどのような想いで眺めていたのか…。
それはまた別の話となります。
しかし“華の2002年組”も順風満帆とはいきませんでした。
関西BOYSもB.A.D.もメンバーチェンジを何度か繰り返し、やがて固まったB.A.D.BOYSで東京方面へ打って出るもののなかなか人気は出ず知名度も上がらず。
同じように同世代Jr.から突き抜けるチャンスを窺っていたKis-My-Ft2やABCと共に、2007年のあの横浜アリーナでのHey!Say!JUMP結成に立ち会うこととなります。
自分たちよりと同世代のYa-Ya-yahそしてJ.J.Expressに所属していた年下のJr.たちが、それまでの所属ユニットを解体して新たに作られたJUMPでデビューする姿をどのような気持ちで見つめていたのか。
あの時阿鼻叫喚の横アリで、JUMP結成の様子を生中継で流していたHEY!HEY!HEY!との場繋ぎを任されたバドボメンバーの葛藤を想像しただけで胸が詰まりそうになります。
でもまさか数年後、いざ自分たちがデビューを掴みかけたその際に。
ほぼ決まっていたメンバーが減員されそこからの増員というまるでJUMP結成時の悪夢を繰り返すかのような事態に巻き込まれるだなんて…。
ここからの経緯は皆さまもよくご存知でしょう。
私はこう思うのです。
「華の2002年組は耐えることを知るエリートだ」と。
入所当時こそ早々と恵まれた環境に置かれたものの、濱田と照史は紆余曲折を経てデビューの夢を手にするまでに12年もの月日を要しそして真鳥はデビュー組とは違う形でジャニーズという海を今も泳いでいる。
今日で入所から丸14年。
14年間という長い長い時間を笑顔で、時には涙を流しながら、それでも前を向いて走り続けてきた2002年組の濱田と照史と真鳥という3名。
その存在の尊さ。
そんな君たちのことが大好きだよ。
別の人生を歩んでいる2002年組の同期たちも含めて君たちのことが愛しくてたまらないよ。
誰がなんと言おうと君たちが一等賞だって叫び続けるよ。
私と出会ってくれて、ありがとう。
私に出会わせてくれて、ありがとう。
そう、2002年7月13日の君たちに伝えたい。
あの日の少年の姿をした君たちに、想いを込めた百万本の薔薇の花束を贈らせて下さい。
巡り合える奇跡と、続けられる奇跡
ひとりごと。
6月4日は私にとって節目となる一日でした。
濱田担歴、○000日記念日。
もう年が年なのでジャニヲタ歴は四半世紀以上となりましたが、濱田さんはその私のヲタ歴の中でも群を抜いて長い担当様です。
元担くんが事務所を辞めた時、元担くんは彼の自宅にストックされていたファンレターの返信ハガキを使って言葉をくれました。
「4年以上、俺の応援を続けてくれてありがとう。感謝しています」
そこにはそう書かれていて、それを見た時にこぼした涙でペンで書かれた文字が滲んだことを昨日のことのように思い出します。
そんな元担くんより、遥かに長くなった濱田さんの担歴。
濱田さんがCDデビューを果たしてくれたことにより、きっと今よりもっともっとその日数は伸びていくでしょう。
私が心変わりしない限り。
Jr.担が何よりも恐れる“自担の退所による強制的担降り”はもう有り得ないんだから。
巡り合える奇跡と、続けられる奇跡。
この2つの奇跡の邂逅。
性別も、年齢も、生きる場所も全く違う私と濱田さんですが、貴方との思いがけない偶然の出会いに感謝します。
ため息でスピンして、せつなさでターンして ~ダンス大っ嫌いなんですよ発言@濱田崇裕~
『もぎたて関ジュース』の「ファンに年数は関係ない」発言についてつらつらつらつらと
やがて彼へと降り注ぐ恵みの雨
事務所は濱田崇裕を何者にする気なんだろう?
「市場三郎~温泉宿の恋」初日からぶっ通し3日間観劇を終えてからというもの。
仕事をしていても遊んでいても家で寛いでいても、ちょっとぬるめで浸かっているとじ~んわり身体が温まってくるいい湯加減の温泉が恋しくてたまらなくて、ふとした拍子に頭の中に♪ホットパン~ッ♪という例のテーマ曲が流れるという不治の病に罹っちゃってます。
良作のテレビドラマや映画に出会うと、見終わってから何日間も余韻に浸るってことがあるんだけど。
演劇ってやっぱりドラマより映画より、役者さんたちが目の前で演ずることによってダイレクトに心に響くよね。
画面やスクリーンを介せずに演者の体温を感じることができる空間ってすごいなと改めて痛感しました。
「市場三郎~温泉宿の恋」は、くだらなくて馬鹿馬鹿しくてナンセンスで正論なんてほとんど劇中に転がってなくて、だけど大部分大笑いしてちょっとした部分に共感したりほろっとさせられたりで最終的に「あぁこの世の中の何気ない営みこそが愛しいんだな」と思える作品です。
濱田崇裕というジャニーズタレントのファンが一度観て夢中になるものではないかもしれない。
派手なアクションやカッコいい殺陣、煌びやかな演出に心ときめかせるタイプの演劇じゃないもの。
だけど『人間って何なんだろう?』『生きるって何なんだろう?』という永遠のテーマが根底に流れていて色々と考えさせられる作品だと思います。
初日観劇後初っ端のTweetはこれ。
【市場三郎4/22初日】事務所は濱田崇裕を何者にする気なんだろう?それが一番の感想w
— な☆な☆ (@hamataka1219) 2016年4月22日
まだまだ駆け出しどころか役者としてはひよっこでしかない濱田崇裕、彼が持つ武器は安定した歌唱力と高い身体能力なのに、敢えてミュージカルでもなくアクション活劇でもなくわざわざ人情喜劇に出す。
その意図を推し量れなくて。
恒例の“観劇後の本人不在の反省会(という名の単なる飲み会)”で仲間うちでうだうだと感想やらダメ出しやらをしているうちに考えがまとまってきたのか、こういうTweetをしています。
【市場三郎4/22初日】多分事務所は濱田さんをオールラウンダーにするために鉄の心臓育成講座として市場三郎主演を当てたのかなとエスパ
— な☆な☆ (@hamataka1219) 2016年4月22日
最近、小劇場出身の役者さんたちが30代半ばあたりから頭角を現し、40歳前後で人気俳優のポジションを得るという現象が多数見られますよね。
その理由って
・劇団の定期公演を重ねてきていてステージの場数が半端じゃないため即戦力になる
・これまでに様々な役柄を演じてきているため普通の人でも変人でも演じ分けられる
・若い頃からテレビドラマに出演して茶の間ファンに固定イメージが付いていないので新鮮味がある
こんなところでしょうか。
全くの私見ですが、事務所は濱田崇裕という所属タレントをこういった役者さんたちと似たような売り出し方をしていくつもりなんじゃないかなぁ。
「えっ、濱ちゃんはあくまでもジャニーズ所属のタレントだよ?本業であるアイドル業の傍ら役者やっていくスタンスしか無理でしょ。役者専業それも演劇畑出身の人たちのやり方模倣なんて有り得ないって!」
なーんて言われちゃいそうですね。
だけど、アイドルグループの有り様というのも変化してきていると思うのです。
これまでならまず所属するアイドルユニットの人気を確立して、そのユニットの知名度を利用して役者業やらタレント業へと進出していくのが定番だったけど。
ジャニーズWESTはそれを踏襲しようとはしていない気がする。
事務所はジャニーズWESTのメンバーを細々としたローカルドラマ仕事だとか舞台だとかひな壇タレント的なお仕事に押し込んで、それで食い繋ぎながら同時に知名度をUPさせて母体であるジャニーズWESTへと新規ファンを呼び込もうとしている。
つまりこれまでとは逆パターン。
そう私は睨んでいます。
そっちの方向で考えると辻褄が合うことがたくさんあるんだよね。
しげや淳太の雑多なお仕事内容、朝ドラ大役にいきなり捻じ込まれた照史、片っ端からドラマ出演している流星、いきなり重いテーマの舞台主演をさせたかと思えば先輩バータードラマなのぞむぅ、突然の抜擢による劇団☆新感線出演の神ちゃん。
全く統一感が無くて、統一感が無いこと自体に一貫性があるんだよなぁ。
ジャニーズWESTというユニットでのブレイクを見据えて、それを実現させるための戦略としての今のジャニーズWEST各メンバーのお仕事だとしたら。
すっごくすっごくワクワクしませんか?
今後のジャニーズWESTの今後の進路には期待しかないですよね。
メンバー各々が得意分野を活かせる単独仕事…今時のルックスを活かしたツインのゴールデンタイムドラマとか、淳太の報道関係のお仕事とか、幅広い層に支持されるお茶の間アイドルしげとか…を獲得して、それがユニット人気に還元されるとか最高じゃない?
そして同時に、事務所が一度は役者として売っていこうとしていた濱田さんの将来にも明るい兆し以外何も見えない。
一体濱田崇裕が何者になるのか、規定の型枠になんて填まらない新しいジャニーズタレントの形を濱田さんが体現してくれる、そう信じています。
いい湯沸いてます! @歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋 初日
待ちに待った日がやってまいりました!!!
ジャニーズWESTの濱田崇裕(27)の単独初座長公演「歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋」が東京グローブ座で4月22日開幕。
共演者のまりゑさんがご自分のblogで
>東京グローブ座で
>いい湯沸かして待ってるよ!!
と綴っておられた通り、グローブ座客席にいた私たちはぽかぽか湯加減の温泉に2時間浸かりっぱなしとなりました。
座長が言っていたとおり、シュールです。
シュールすぎます。
140字で簡潔にレポを落とす修行を長年に亘って積んできたジャニヲタ諸氏を以てしても「ううう~ん」と唸るしかない、そんな舞台です。
そりゃもう、スマホしゅっしゅっの指も止まるってもんです。
ええ、例に漏れず私も。
しかしこれだけは言っておきたい!
東宝ミュージカルや宝塚、劇団四季に通った経験のある舞台観劇ヲタの方なら予備知識不要ですが。
「えっ、学校や仕事や家事が忙しくてジャニ追っかけるので精一杯だから、他ジャンルに足を運んだことなんて…」という方。
☆ウエストサイド物語
☆Annie
☆天使にラブ・ソングを
くらいはYouTubeか何かで予習していったほうがいいよ、楽しめるよ。
うん。
特に有名すぎるロックミュージカルのジーザス・クライストは勉強必須。
それさえやってれば。
…ホットパンツ登場の度に5割増で笑えるからw
いやぁそれにしても、福田転球さんも河原雅彦さんもひどいったらない。
不朽の名作「ジーザス・クライスト=スーパースター」をあんな料理…する?しちゃう?
ジーザスの熱烈ファンが観たら憤死する勢いじゃないかっwww
いいのかよっ!
何のこっちゃワカランって方、是非ともグローブ座へ足を運んで自分の目と耳で確かめてみて下さい。
毎公演、当日券が70枚程度出るそうですので「手元にチケットないんだけどっ」という方も諦めないでね。
あっ忘れてた、宇多田ヒカルさん母の藤圭子さん「圭子の夢は夜ひらく」もカラオケで歌っておきましょう。
これも大事、それが大事。←どっかにそんな曲があったっけ?
とまぁ馬鹿なプチネタバレばかり垂れ流しましたが。
座長の濱田崇裕は全力投球で舞台上を駆け回っていますよ!と声を大にして触れ回りたいです。
役者:濱田崇裕の蕾が綻びかけているその瞬間をリアルタイムで目にできる。
そんな贅沢、他にはない…!
はっきり言って座長はいっぱいいっぱいです。
仕事中に配送伝票を取り出すというシーンでぶるぶる震える手。
まだ舞台序盤だというのに首筋を伝う異常な量の汗。
組み込まれたアクロバットに歓声を上げる客席のファンにチラリと目をやる余裕すらない。
「ここまで追い詰められた濱田崇裕の姿なんて見たことないんだけど…」って呆然としてしまいました。
だけど、舞台に生きる濱田さんは文句なくカッコいいです。
百戦錬磨の共演者に揉まれて足掻いている姿は美しいです。
そんな濱田崇裕が沸かすいい湯に、あなたも浸かりにいってみませんか?