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濵田崇裕さんのあれこれとか。X→@hamataka1219

目の前にそびえる高い山、一面に広がる大海原

ジャニーズWESTの濵田崇裕さん桐山照史さん、略してきりはまジャニーズ入所20周年yearも今日で終わりということで。

私が勝手な分析blogを2022年ラストに書いてみようかなと思います。

 

まず、皆さんご存知のジャニーズWEST入所日一覧は以下の通り。

 

濵田崇裕→2002年7月13日

桐山照史→2002年7月13日

中間淳太→2003年2月10日(関西Jr.の前に台湾Jr.としての活動期間あり)

神山智洋→2004年2月21日

藤井流星→2006年10月8日

重岡大毅→2006年10月8日

小瀧望→2008年7月17日

 

よく『ジャニーズWESTは兄組であるB.A.D.と濵田、そして弟組である7WESTのメンバーが合体したグループ』だと語られるのですが。

これは正解であると同時に違った角度から見ると間違っているとも言えるんですよね。

私がジャニーズWESTの成り立ちを説明するなら『関ジャニ∞が関西にいた時に入所した濵田・桐山・中間・神山と、関ジャニ∞が上京した後に入所した藤井・重岡・小瀧が上下の壁を越えて集まったグループ』です。

 

ジャニーズWESTの直属の先輩にあたる関ジャニ∞がCDデビューしたのは2004年8月25日、そして関ジャニ∞主演の松竹座クリパが2005年冬・松竹座サマスペが2006年夏まで。

この関ジャニ∞の経歴をジャニーズWESTの入所日一覧と併せて見たなら私の仮説に「あぁ、なるほど」と納得してもらえるのではないでしょうか。

神ちゃん入所日と、しげりゅせ入所日の間の2年間に関ジャニ∞は東京に活動拠点を移した点に注目してみてください。

(実際に関ジャニ∞メンバーが東京に居を構えたのがいつか、という細かい話は割愛します。私たちファンの目に映る事象としての関ジャニ∞上京時期の話です)

 

関ジャニ∞メンバーは全員がジャニーズJr.黄金期を経験し、その後の関西ジャニーズJr.冬の時代…KYO TO KYOが終わってしまってからはそれこそ関ジュの生存確認ができるのは先輩デビュー組コンサートが大阪城ホールで開催される夏休みと冬休み時期のみという厳しい時代…を生き抜き、天国と地獄を味わいながらその後荒れ地どころか凍土だった関西の地にジャニーズアイドル文化を根付かせた偉大なグループです。

関ジュの最大の功労者は関ジャニ∞、この事実はいつまで経っても変わらない。

そんなものすごい先輩たちが、必死で凍った土を耕して松竹座という場所を畑にしてそこに種を蒔き、その種が芽吹いて東京へと進出するまでにかかった期間が、4年。

その4年の間に入所したのが、濵田・桐山・中間・神山の4人です。

『のしあがっちゃるけん』の関ジャニ∞イズムを肌感で知っている世代、関ジュのギラギラを受け継いだ正当な後継者たちだと言えるでしょう。

ただ、関ジャニ∞という存在が目の前にそびえる高い山のように感じられ、自分たちの存在価値を見いだせないままもがいていたのかもしれません。

 

2006年のサマスペを最後に関ジャニ∞は松竹座公演をしなくなり、サマスペとクリパを継承したのはB.A.D.とBOYS、神ちゃんがいた初期のTOP Kidsとなります。

そこからの松竹座チケットが売れない数年間はさぞかしキツかったことでしょう。

関ジャニ∞が抜けた関ジュをどうすれば立て直せるのか』を試行錯誤しながら考え続けたのではないでしょうか。

ちょうどその頃に入所してきたのが、藤井・重岡・小瀧の3人です。

彼らが入所したことにより人材が揃い、中山優馬 w/7 WESTが結成されたのは2008年夏。

(Hey! Say! 7 WESTもありましたがそのメンバーは流動的だったので省きます)

まだ入所してから日が浅く圧倒的に経験不足なメンバーが中心となったユニットにも、否応なく関ジュの屋台骨を支える責任が負わされて即座に結果を求められることとなりました。

右往左往する若いユニットを、まだ自分たちもJr.ユニットでしかない先輩Jr.がフォローすることも求められました。

その時期を言い表すなら、先に何も見えない一面に広がる大海原の向こうに目を凝らしていた暗中模索期でしょうか。

 

目の前にそびえる関ジャニ∞という高い山に悩んだ4人と、関ジャニ∞がいなくなって一面に広がる大海原に怯えた3人がその後出逢って、仲間になった。

手と手を繋いで7人で漕ぎ出そうとしたその時に大きな波をかぶって、散り散りバラバラになりかけてもその手を離すことはなかった。

そして今。

ジャニーズWESTの成り立ちを振り返りながら、彼らが存在し私たちの目の前で笑ってくれることのありがたさを噛み締めたいと思います。