流れることなく積み重なった20年の歳月を
数年ぶりに開催された2002年の関西ジャニーズJr.大規模オーディション。
そこで選ばれた少年たちを、後にある種の伝説となる舞台…Jr.黄金期が去り、まだ関ジャニ∞すら結成されておらず、事務所からも大多数のジャニーズファンからも完全に忘れ去られた存在となりその存続すら危ぶまれていた関ジュが、大阪松竹座で上演した『ANOTHER』で初めて目にした時。
きらきらの輝きを放ってる子たちが入ってきた!
私はこう思ったのでした。
2002年なんて言うと最近関ジュを好きになった人からするときっと遠い昔の話。
でも私の中では手を伸ばせばすぐに掴める、そんな想い出。
色褪せることのない2002年の記憶の真ん中で笑っているのは、当時13歳だった濵田崇裕くんと12歳だった桐山照史くんの2人です。
まっさらな白いシーツのような少年たちでした。
頂点もどん底も見た既存の関ジュ、つまりそれは村上さんや横山さんといった後の∞メンバーですが、まだ若くして崖っぷちの立場に立たされた彼らの目の奥にあった暗い闘志のようなものとは全く無縁の。
ひたすら明るく、まぶしく、そして繊細なガラス細工のような少年たちでした。
そんな彼らの行く末などその時は知らず、ただただ光に溢れた少年たちの集団に惹き付けられて。
そこから20年が経過した今日。
私は、きらきらだった彼らの中の一人を応援し続けています。
1年が経ち、2年3年が経ち、5年そして10年が経ち。
ひと言では到底言い表せない、様々な出来事が関ジュには起こって。
彼らが入所してから12年が経った2014年にジャニーズWESTが結成されてCDデビュー、そしてそこから早8年。
2022年7月13日、今日で2002年のオーディ生たちは20周年を迎えました。
流れることなく積み重なった20年の歳月を抱きしめながら。
濵田崇裕くん、桐山照史くんに伝えたいのはこの言葉。
「20年間、ジャニーズに在籍してくれて、私の目の前から消えないでいてくれて、本当にありがとう」
感謝ばかりの20年、そして次は奇跡みたいな25年がやって来ることを信じています。