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濵田崇裕さんのあれこれとか。X→@hamataka1219

濱田崇裕の個性 -尖った銀色の光-

ここ数日、濱田担の親しいお友達とぽつりぽつり話していたことがあって。
それをツイッターのほうに書きかけたんだけど、分割された140字の世界では自分の言いたいことを記せないような気がしたのでこちらに。
だからこれはBlogではなく、心の日記帳に書き付けるべき日記です。
ただだらだらと想いを綴るだけの日記です。
 
私の濱田担としての歴史は5人BOYSからスタートして、4人BOYSがあり2人になりそして1人になって…今に至るのですが。
今でも一番好きなのは5人BOYSの男の子たち、だけどパフォーマンスとして最高だと思っているのは実は2人BOYS時代です。
 
2人BOYS時代に関西を背負って立っていたもうひとつのユニット、それはB.A.D.。
B.A.D.を表すとすれば“キラキラ”という形容詞。
それに対してBOYSを表す形容詞は“ギラギラ”でしょうか。
ちなみに、少し後に結成された7WESTを表すとすれば私は“ピカピカ”という形容詞を使います。
松竹座というステージに“キラキラ”と“ギラギラ”そして“ピカピカ”が並び立っていた関西ジャニーズJr.の一時代。
それはもう華やかで、色味の違った輝きが松竹座の板の上で数珠繋ぎになっていて、この人たちは絶対に日本の真ん中へ出て行くだろうと確信してたっけなぁ。
…これは余談ですね。
 
話を戻して。
BOYSとB.A.D.の個性は真逆でした。
底抜けに明るい王道アイドル路線のB.A.D.の歌とダンスは、会場を一体化させる引力を持っていてファンを皆笑顔にさせてくれた。
本当にB.A.D.の2人は昔も今も素晴らしい実力の持ち主だと思います。
じゃあBOYSは?
中合わせに立った、若しくは上手と下手に分かれて立ったBOYSの2人のシルエットが浮かび上がるだけで心臓がきゅううぅっとするような感情に襲われて。
スポットライトが2人に当たり、満員の観客を2人の視線が射抜く。
そしてB.A.D.の色に染まっていた会場を一気にざあああぁっとダークな色に塗り替える、その瞬間!
『Battle』『夢色クロニクル』『Give Me』そして『Love or Guilty』といったBOYSの曲たち。
どの曲を歌っても、踊っても、暗闇を鋭い刃で切り裂くような威力をBOYSは持ち合わせていて、その切り裂いた場所に射し込む尖った光はとてつもなく眩しくて。
私はその光を、会場の片隅から目を細めながら見上げることを何よりも愛していたなぁ…と。
懐かしく思い出します。
 
濱田崇裕という一人のアイドルが持つ個性について考えてみると。
ジャニーズWESTのメンバーとなってからは「優しい」「お笑いキャラ」「マイナスイオン」「オチ要員」等々と位置付けられていて、確かにそれも濱田さんの個性ではあるんだけど。
本来BOYSの濱田崇裕という人が磨いてきた個性とは…歌とダンス、場合によっては『大和三銃士』で見せたような演技によって繰り出される鋭い刃と空間を闇に染める力強いパワー、加えて闇に射す一条の光ではないのか、と。
喩えるならば、日本刀の『銀』の色。
その個性を久々に表舞台へと出せたのが『PARTY MANIACS』の♪君が来ればどこでもParty's on~のワンフレーズでした。
横浜アリーナ初日、あまり濱田さんには興味なさそうだった人たちがそのフレーズを耳にして思わずステージの濱田さんを見上げ息を呑んだのは、それまで知らなかった濱田崇裕の“色”に触れたからでしょう。
ジャニーズWESTがテレビで歌を披露する限られた尺では、濱田さんが持つ独特の個性を発揮できる場所はなかなか与えられないかもしれない。
でも、ジャニーズWESTの7人の中で濱田さんのその個性は唯一無二の物だと確信しているので。
今後ジャニーズWESTが活動の場を広げていくにあたって、その個性を活かせる場所を彼が手にすることを期待しています。
 
暗闇の中鋭角に射し込む銀色の光。
それを濱田さんがファンの私たちに披露してくれることが、確かに存在していたBOYSを、決してメディアで取り上げられることはなくても私が愛してやまないそのユニットを。
守ることになるのだと思います。
BOYSの曲を他の誰が歌っても、歌われずに埋もれることになっても。
濱田さんが事あるごとにステージ上で尖った銀色の光を放つことによって、それらの曲のことを、そしてその曲を濱田さんの隣で歌っていた人のことを私は思い出すでしょう。