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濵田崇裕さんのあれこれとか。X→@hamataka1219

この7人でなきゃできないこと(神山智洋10000字インタビュー感想補足)

Myojo2015年1月号の発売日にダダダッと書き殴った神ちゃん10000字感想Blogですが。
予想以上にたくさんの方に読んで頂けたようで嬉しいやら恥ずかしいやら。
神山担ではない私が担当さんを差し置き独り善がりの感想を綴ってよかったのか?的外れなことを言っているのではないか?という不安が未だにあるのですが。
様々な人が手に取る『雑誌』というメディアに掲載された記事の感想ということで。
“一ジャニーズファンがあの10000字を目にしてどう受け取ったのか”という程度に読んで下さればと思います。


書いてから少し時間が経ち、新たにいくつかの感想Blogを読ませて頂いて、自分でも何度も10000字を読み返しているうちに。
どうしても書き加えたいことが出てきたので再びパソコンを立ち上げました。


神ちゃん10000字の中で一つ、私がものすごく気になった点があるんです。
神山ちゃんがあけおめコンリハで提案されたという“ソロのときは演技をメインで、3人が集まったらアイドル活動もするって形”という、これ。
これまでジャニーズWESTのメンバー追加エピソードでは「濱田・藤井・神山の3人は俳優路線でという構想があった」と語られていて。
実際にファンもカウコンの発表からなにわ侍初日までの間は、3人は風間さんや斗真くんといった“完全なる役者専業”の立場になるんだと思ってた。
「あれだけ歌が上手い濱ちゃんが歌わないなんて…」
「あんなに踊れる神ちゃんはもうダンスしないの?」
「キラキラして一番アイドルらしい流星をコンサートで見られないってそんな…」
という声をどれくらい耳にしたか。
だけど“3人が集まったらアイドル活動”って何それ、初耳ですよ?


今の芸能界では、ジャニーズではない他プロダクション所属の若手イケメン俳優が大活躍していますよね。
福士蒼汰さん、千葉雄大さん、賀来賢人さん、菅田将暉さん…私がチラッと思い浮かべるだけでも名前が出るわ出るわ。
ジャニーズなんてwとジャニタレを馬鹿にする風潮が今も昔も存在していて、一般OLやアンチジャニのサラリーマンからは他事務所俳優のほうが受けがいい。
そんな現状にジャニーズ事務所も焦っていて、若手俳優業界に討ち入りできる人材を育成しなければならないと思ってるに違いなくて。
きっとその人材として白羽の矢が立ったのが、濱田・藤井・神山の3人だったのではないか。
ここまでは誰もが推測していたと思うんだけど…。


俳優業だけではなくアイドル業も、と事務所が考えてくれていたのなら。
例えば、若手俳優としての地位を固めながらも「ジャニ所属だから歌もダンスもできるんです!」という触れ込みで歌踊りありのイベントを開催したり。
例えば、企画CDやDVDを出したり。
例えば、単独若しくは3人でのユニット活動だけではなく時にはしょうれんが抜けた関ジュの先頭に立って大規模会場でコンサートもやったり。
そういった未来が存在したのかもしれない。
試しに、濱田・流星・神山・康二・金内+αでのパフォーマンスを脳内でふっと妄想してみると…悪くない、というより、それはそれでとってもいい。
そういうのもありじゃないのか、っていう気がする。
まだまだ多数存在する関ジュの将来のためにも、そのほうが良かったのかもしれないって。
そんな考えがチラリとよぎり、いやそんなことはない!って必死で打ち消す私。


歴史にifはない、って言いますよね。
ジャニーズにもifはない。
今、ジャニーズWESTは7人で活動しているんだから『もし』という仮定になんか何の意味もないことは解っているけど…。


もしかすると開けたのかもしれない、人気俳優への道。
その可能性を犠牲にして。
ジャニーズWESTの追加メンバー3人』というレッテルを貼られて、シングル曲では常に後列や端っこの立ち位置で。
それでも7人でデビューすることの。
意味。
価値。
意義。
それが現状ではなかなか見えないから、まだ格差が存在している(ように私の目には映る)ジャニーズWESTの活動を見ていて、もやもやするんでしょう。


反面、4人側からの視点で考えてみれば。
7人という多人数デビューより4人のほうが一人一人の茶の間浸透度は高くなっただろうし。
歌番組等で映る割合は格段に多かっただろうし。
ハピくるっ!や正義のミカタといった関西ローカルのレギュラー仕事の配分、ラジオの出番、雑誌記事のページ数、何もかも今より増えただろうし。


3人側からしても、4人側からしても“どうしても7人じゃなきゃダメだった”という理由が、やっぱりはっきりしないんですよね。


神ちゃんが「7人であることにこだわった」と語った、追加デビューの経緯。
やっぱり今になっても、7人になったからこんなメリットが生まれたんだ!と明確に周囲へと提示できるものがなくて。
だから双方のファンは「4人のままデビューしていたら」「3人それぞれが俳優路線で活動していたら」今よりも素晴らしい未来があったかもしれない、と。
そんなことを考えてしまって、デビューのときに生まれたわだかまりのようなものが燻り続けている。
そのわだかまりは。
濱田さんが10000字で語った言葉を借りるなら「この7人だからできること、この7人じゃなきゃできないこと」を、私たちファンが見せてもらったときに、初めて。
完全に解けるんじゃないのかな…。


ジャニーズWESTの皆様、できるだけ早い時期に「この7人じゃなきゃできないこと」を形にして、ファンの手元へと届けて下さいね。
私からの、切なる願いです。